歯医者の仕事は非常に細かな作業が多いし、神経を使うことも多い。 患者さんも歯医者の治療には恐怖感が大きい方が非常に多いので気を使う。
私もできる限り痛みや恐怖を与えないように細心の注意をはらうよう努めるのだが、けっこう疲れるものである。
小さな子供となるとちょっとでも痛みを与えたらもう大変になる。絶対に痛くないように気を配り、話しをしたり、治療器具を見えないようにしたり、あの手、この手で治療する。
今日、3歳の女の子が深い虫歯の治療を泣かずに、本当におりこうさんにできて元気に「ばいばい」と帰っていく。 私もちょっとほっとする。
待合室にもどったその子がまた診療室に入ってきた.手には小さな箱に入ったチョコレート。
はずかしそうに黙って私に差し出した。
私は全ての疲れが吹っ飛んだ。
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